私はものづくりにこだわって現場一筋で、家の枠組みを作る棟上げまでを担当しています。どんなものでも、基礎がダメなら仕上がりもうまくいかない。家も同じです。自分の作る枠組みが家の仕上がりを左右する。責任重大なぶん、達成感は大きいです。また、開発チームから新しい技術や資材について意見を求められ、現場の立場からコメントしたり、地形などの制約がある敷地や曲線のある設計など、むずかしい現場のサポートに入ったりすることもしばしば。手間がかかる現場ほど燃えるし、達成感もひときわです。これがものづくりのだいご味ですね。
現在は、トレーナーとして新人と一緒に現場に入り、指導に当たっています。現場では……怖い教官、かもしれません(笑)。でも、機材は危険な物が多く、高所での作業もあります。壁などにさえぎられればお互いに見えませんし、作業音で声が届かないこともありますから、大きな声を出すのは安全のために欠かせない。大きな声で返事をする、報告・連絡・相談などのコミュニケーションをとることは、現場作業では重要です。
三井ホームエンジニアリングでは、技術や志望に応じていろいろなキャリアが選べます。私のように現場にこだわるのはもちろん、施工管理を担当することもできますし、大工職として独立することも可能。現場で学びながら、さまざまなキャリアを選べるところが強みだと思います。