インタビュー
「自分が建てた家だ」と言えるよう、
- S・I 入社3年目
- 秋田県の高校を卒業後、宮城県の建築専門学校を経て入社。趣味は料理とスニーカー集め。休日は愛猫と過ごすのが楽しみ。
- いま頑張っていること
- 建物の構造部を組み立てる建方に加えて、建物内部の仕上げを行う造作にも興味があり、現場で日々、勉強中です!
リフォーム番組を見て
大工を志望したのは、小学4年生
大工を志したきっかけは、小学校4年生の時に見たテレビのリフォーム番組でした。そこに登場する“匠”(大工さん)を見て、自分もこんな風にきれいな家や家具を作ってみたいと思うようになりました。家族や周囲に大工をやっている人はいませんでしたが、その後もブレることなく、建築科のある高校、そして専門学校へ進み、三井ホームエンジニアリングの求人募集を見て、技能職を選びました。地元のある東北は、雪のため冬期は出稼ぎに出る大工さんが多く、最初から就職先は東京で決めたいと思っていました。他にも1社、東京の工務店を受けましたが、最初に出会った面接官や事務所の雰囲気の良さ、そして何より三井ホームの家を手掛けることができるという点が決め手となり、この会社を選びました。

先輩の仕事ぶりを見て
吹き飛んだ中途半端な自信
技能職が担当するのは、床組みから上棟までの建方工事です。現在は50代の先輩と入社1年目の後輩と3人でチームを組んでいます。1カ月に担当する現場は、多い時で3棟前後、規模が大きい時は1棟の時もあります。高校・専門学校と5年間大工の勉強をしてきたので、自分の腕前には多少の自信がありました。でも、そんな中途半端な自信は入社と同時に吹き飛びました。釘の打ち方1つ取っても、先輩の釘打ちは早いし、「ピッチ」と言われる釘打ちの間隔も正確で、きれいです。建物が完成したらお客様の目には触れない部分にも丁寧な仕事をしている先輩の仕事ぶりは、良いお手本です。

夢は新築・リフォームに精通した“匠”
この仕事で一番喜びや達成感を感じるのは、上棟が終わった屋根の上から建物や街並みを見下ろす時です。担当する物件が増えてきて、街を歩いている時に自分が施工した建物に出会うと嬉しいですね。自分が現場を離れた時は、まだ枠組みだけの状態なのでなおさらです。まだまだ半人前で研鑽中ですが、まずは先輩のようなきれいな仕事ができるようになり、次は造作工事も覚えていきたいです。将来の夢は、小学校の時に見た“匠”のように、新築とリフォームのどちらでも最初から最後まで任せてもらえるようになり、お客様に喜んでもらいたい。胸を張って「この家は自分が建てた家だ」と言えるような大工になりたいです。

取材撮影日:2023年12月7日